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子ども食堂&自習室を開くNPO法人 居場所づくりサポートsamiitosuさん

「NPO法人居場所づくりサポートsamiitosu」さんが提供する居場所、給食カフェ&ホッとスペース samiitosu。高崎市なんでもセンターからほど近く、鞘町にあります。

こちらの居場所ができる前は焼き鳥屋さんだったという扉を開けると、大きな笑顔で出迎えてくださったのは代表の今田裕子さん。教職員(障害児教育)をしながら4人のお子さんを育て、13年間温められてきた想いを2015年に形にされました。

こちらのお店は赤ちゃん連れのお母さんから、中高生、大学生、周辺で働く大人の方など幅広い年代層の方が利用されています。

 

お店には、今田さんが学校や子育てで実感してきた事柄がギュッとつまっています。

 

*子ども達に安全で健康的な食事を提供してあげたい。

*お子さん連れでも安心してゆっくり食事とおしゃべりができるようにしてあげたい。

*心の疲れた方も、食事という気軽なきっかけで心と身体の両方からほっとできるようにしてあげたい。

*学校ー塾ー家へと移動する忙しい子ども達にとっても地域の第三の居場所になりながら食事や学びの場を提供したい。

 

給食風メニューは大人にも子どもにも親しみを感じるメニュー。食品に含まれる添加物などはなるべく避け、手作りにこだわった品々は一口食べるとそのやさしさが感じられるはず。火曜日以外、毎日16時〜20時にオープンしている子ども食堂は、子ども¥300で美味しい食事をいただくことができます。

1階のキッズスペースは独立しているから、子どもたちのワイワイ声も全くと言っていいほど他のお客さんに届きません。今田さんのお子さん作の外観は遊び心たっぷり。室内はたくさんの木のおもちゃで遊ぶことができます。

 

2階の自習室は今田さんのお子さんの声で出来上がった自習室。

学校、部活と忙しい子ども達。外で精いっぱい頑張って、家に帰ったら気持ちはOFFに。「家に帰ったら宿題や勉強なんてできないよ!」

という子どもの声をそのままに、学校と家の中間にできた自習室。

中高生がコンビニ食などへ偏ってしまう親御さんの心配も、食事を低価格で食べられることで軽減されます。

 

食事の提供、キッズスペース、自習のできるカフェ運営など、「居場所づくりサービス」を提供しながらやってくる方たちのコミュニケーションを作っていく。今田さんをはじめ、子育てを経験してきたスタッフ皆さんの愛情を随所に感じられました。ほっとしますね。

 

安心安全な食事を。

子ども連れに優しい食事場を。

そんなやさしい飲食店は徐々に増えているように感じます。サミートスさんのお店は、そんな食事の場からさらにNPOらしい地域の支え合いが際立つ場所と言っていいと思います。子どもたちが移動する先々にこんな場所が増えて行けば、まだまだいろいろな可能性が見えるような気がしました。

 

NPO法人居場所づくりサポートsamiitosu

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